“α(アルファ)とΩ(オメガ)、
一方通行で叶わない恋。"
将来を期待されている政治家の跡取りと
自由奔放に世界を飛び回る画家の息子、
全く違う世界から偶然にも出逢った2人。
「Ωは「可哀想」なんかじゃない。」
子供の頃から那治(なち)を追い掛けてきた春太(はるたか)。
しかし自分が抱えてきた想いは恋ではなく、憧れだったと気が付く。
エリートのα達が集う帝城学園に入学したことも、
那治のようになりたいという想いからだった。
春太はようやく自分らしく在ることに目を向ける。
そんな春太を見守ってきた四逸(しいつ)のメンバー、葵木(あおき)。
彼は成長した春太へ とある提案をする。